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第十四回 〜Tom ローラーの真ん中で愛を叫ぶ〜


このコラムをごらんの皆さんコンニチハ。ROLLER COASTER!!の真ん中でマイクを担当しているTOMです。
ローラーの中では年齢こそ一番上になっていますが、人間としてはまだぺーぺーなのでファミリーのみんなに助けてもらいながら何とかやっています。
ローラーのホームページを管理しているトランペットのTakeからこのコラムを書かせてもらうチャンスをもらったので、この場を借りて我が凡才ぶりを披露してみようと思います。拙い文章でお見苦しいかとは思いますが、頑張って最後まで読んでもらえるように書きますのでおつきあい下さい。


まず最初に僕はウソとか冗談がどうしても苦手なわりに「冗談のような出来事」や「ウソのような出来事」がオバQ盛りの現実の中で生きている人間だと言う事をご了承願いたい。
なかなかどうして「人生は筋書きのないドラマだ」とは誰の言葉か、うまい事をいったモノだと思います。


かの天才吟遊詩人 アルマンド・ビアジニはこういいました。
「人は人生の中で三回スカに魅せられる」
まるで胸の奥をくすぐる春風のような言葉。僕はこの言葉を口ずさむ度にあの日を思い出すのです・・・


あのころ僕は国家アジテイターである親父の跡を継ぐべくMITのアジテイト学科で日々アジっていました。
(この頃の話はまたいずれ)
ある日、アジのレッスンからの帰り道、152番街にある僕達学生のたまり場であるオープンカフェ「DOMDOM」
(このお店のキャラメルマキアートが絶品!ちなみにコーヒーはなんと飲み放題!)でいつものように今日のレッスンについてアジミーティングをしていたときのこと。


カウンターの方からこっちをずっと見ている二人組がいたんです。
僕は気にしながらも友人とアジについてアジっていました。
するとその時、信じられない光景が僕の目に入って来たのです!


カウンターの二人がこちらの方を向いてスプーンを口にくわえているじゃぁありませんか!
(アジの世界で相手に向かってスプーンを口にくわえるという行為は「おまえのそのオクチはアジをするためじゃなくてスプーンをくわえるためにあるんだろう?」という最大の侮辱から由来するアジファイトの意思表示なのです。貴族の世界でいうところの左手の手袋で相手のメガネを拭くという行為と同じデスネ)


私たちは一斉に席から立ち上がり、椅子の上に全員乗りました。
(アジの世界で席を勢いよく立って椅子の上に乗るという行為は「勢い良く立つ=なんだと:椅子の上に立つ=でもその手には乗らないよ(椅子に乗っちゃうよ)」という古代ローマ神話に由来する意思表示なのです)


するとどうでしょう!カウンターの二人は口にくわえたスプーンの本数をさらに増やしたのです!
しかも二本!追合3本×2人で合計6本ものスプーンです!これには僕達も黙ってはいられませんでした。(スプーンをそんなにくわえる方もくわえる方ですがそんな本数を渡す喫茶店のマスターもどうかしていますが)


僕達は指をパチンパチン鳴らし、左右に上体を揺らしながら1列縦隊のまま小刻みに歩いてカウンターの二人に近づいて行きました。店の中に緊張が走り、さっきスプーンをバカみたいに振舞ってくれたマスターはいち早くカウンターから飛ぶように逃げ出しました。


僕達はカウンターの二人組をぐるりと取り囲み、今にもアジファイトが始まろうとしていた、その時!


「お待ちなさい!こんなところでアジファイトをやるものじゃございませんことよ?」


突然登場のこの人物は一体!そしてカウンターの二人組の正体は!


つづく
※次号は作者取材のため休載です。次回掲載は35号です